クリニックBlog

2019年4月18日 更新

こんにちは
管理栄養士の花田です。

前回のビタミンのお話では、「人の健康を維持していく上でなくてはならない微量栄養素のうち、体内で合成できないか、必要量を合成できないため、食品から摂取する必要性のある有機化合物」というビタミンの定義を示しました。
このようなビタミンの定義に当てはまらないけれども、体内でビタミンのような働きをしている物がありますが、それを一般的に「ビタミン様物質」と呼びます。

ビタミン様物質には、次のようなものがあります。
ユビキノン(コエンザイムQ)…細胞内のミトコンドリアで糖質・脂質・たんぱく質の代謝に関わる補酵素として機能するほか、細胞膜を酸化から保護して酸素の利用効率を向上する。
リポ酸(チオクト酸)…細胞内のミトコンドリアに存在し、糖質を中心に脂質やアミノ酸をエネルギーとして利用する過程を助ける。
カルニチン(ビタミンBt)…脂肪酸をミトコンドリアの内部に運び込む役割などを果たし、脂質の代謝に重要な働きを担っている。
コリン…抗脂肪肝因子として単離された成分。リン脂質(ホスファチジルコリン)の構成成分の他、アセチルコリンとして神経伝達にも関係する。
イノシトール…抗脂肪肝因子として単離された成分。リン脂質(ホスファチジルイノシトール)の構成成分。
ビタミンP(ヘスペリジン、ルチンなど)…毛細血管の透過性を抑え、抵抗力を高める。
ビタミンU(キャベジン)…新鮮なキャベツの中の抗消化性潰瘍因子として発見された。胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療や予防に用いられている。

コエンザイムQ10リポ酸カルニチンは、細胞でのエネルギーの産生を促進する物質として、サプリメントにもよく利用されています。
イノシトールは多嚢胞性卵巣症候群の改善に効果があるとも言われています。
ヘスペリジンには、血管を拡張させて血流を良くし、体を温める作用があります。
これらの中には、人の体内で合成できる物質もありますが、加齢とともにその量は低下するので、気になる方はお気軽にご相談くださいね

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2019年4月4日 更新

こんにちは

管理栄養士の花田です。

前回に引き続き、ビタミンについてのお話です。

ビタミンとは、「人の健康を維持していく上でなくてはならない微量栄養素のうち、体内で合成できないか、必要量を合成できないため、食品から摂取する必要性のある有機化合物」と定義されています。
ビタミン自体はエネルギー源にはなりませんが、体内の様々な代謝に関わるため、不足した状態が続くと欠乏症が生じます。

現在、数多くのビタミンが発見されていて、栄養学的には13種類あります。
ビタミンには“水溶性”のものと“脂溶性”のものがあります。
脂溶性ビタミンは、ビタミンA、D、E、Kです。
体内に蓄積しやすく、過剰症の心配があるので、多量摂取は控えましょう。
水溶性ビタミンは、ビタミンB群とビタミンCです。
ビタミンB群には、B1、B2、B6、B12、ビオチン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸の8種類があります。
水溶性のため、一度に多量に摂ると吸収できず尿中に排出されてしまうので、毎回の食事でコンスタントに摂る必要があります。

食品中のビタミンは保存や調理、加工により変化しますが、特に、加熱によって食品の組織が崩れるため、ビタミンの損失も大きくなります
損失を抑えるためには、調理時の温度を高くして加熱時間を短くする材料を大きく切る皮付きのまま調理することなどの工夫ができます。
また、水溶性ビタミンは、「ゆでる・煮る」よりも、水を使わない「炒める・揚げる」方が比較的よく保たれます。
一方、脂溶性ビタミンは、「炒める・揚げる」方が調理上の損失は大きいですが、油脂とともに摂ることで腸からの吸収率は高まります。
調理による食品中のビタミンの残存率の研究によると、ほとんどのビタミンは非加熱調理後には70~100%、加熱調理後でも70~90%が残っていることが分かっています。
調理上の損失はあまり気にせず、美味しく食べることを優先した方がいいですね

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2019年3月7日 更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。

今回は、近年のビタミンAの摂取状況についてのお話です。

我が国では、国民の身体の状況、栄養摂取量及び生活習慣の状況を明らかにし、国民の健康の増進の総合的な推進を図るため、毎年、「国民健康・栄養調査」が実施されています。
その調査のひとつに栄養摂取状況調査があります。
これは調査票を用いて、食品摂取量、栄養素等摂取量、食事状況(欠食・外食等)などを調べるものですが、近年の調査では、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、食物繊維の摂取量が少なく、「日本人の食事摂取基準(2015年版)」の数値を満たしていないという結果が出ましたen

ビタミンAの充足率を見るために、平成29年の結果から、下のようなグラフを作ってみました。

ビタミン

推奨量は、ある性・年齢階級に属する人々のほとんど(97~98%)が1日の必要量を満たすと推定される1日の摂取量なので、上のグラフを見ると、充足できていない人が7割以上もいることになります。

それなら、足りない分をサプリで補おうと考えがちですが、ちょっと待ってくださいabon

栄養摂取状況調査は、調査年11月中の1日の食事(朝食・昼食・夕食・間食)の内容を調査票に記載してもらい、その内容から管理栄養士らが栄養計算をして摂取栄養量を求めます。

たった1日の調査では正しく評価できないし、記載漏れや過少申告もあるでしょう。

また、調査結果はあくまでも平均値であり、個人の体質や食品の組み合わせによっても消化吸収率は異なるので、摂取量だけで充足しているかどうかを判断することは困難です。
本当に充足しているかどうかは、摂取量でなく体内にとどまった量を検査して調べなければ分からないということです。

栄養素の中でも、ビタミンAやDなどの脂溶性ビタミン、一部のミネラルなどは、摂りすぎると体内に蓄積するので、過剰症の心配があります。
妊活サイトで、ビタミンD亜鉛のサプリメントが推奨されているのをよく見かけますが、まずは、ご自身に不足しているのかどうかを知るために、医療機関にご相談くださいねnico

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2019年2月21日 更新

こんにちはflower2
管理栄養士の花田です。

前回に引き続き、ビタミンAの過剰摂取による健康障害についてのお話です。

内閣府の食品安全委員会のファクトシートには、「英国食品基準庁(FSA)が栄養諮問委員会(SACN)の提言に基づき行った注意喚起」も掲載されています。
英国では、定期的にレバーを摂取している人および骨粗鬆症になるリスクの高い人などに対して、ビタミンA摂取量に関する注意喚起が以下のように行われています。

① レバーもしくはパテのようなレバー製品を週1回以上食べている人は、これ以上摂取量を増やさないこと。そして、ビタミンAのサプリメントを摂らないこと。
② 閉経後の女性および65歳以上の男性といった骨粗鬆症になるリスクの高い人は、1日1500μg以上のビタミンAを摂らないこと。具体的には、レバーもしくはレバー製品を週 1回以上摂らないこと。
③ 妊娠中又は妊娠を希望する女性は、ビタミンAを含むサプリメントを摂らないこと。また、レバーおよびレバー製品を摂らないこと。

前回は、ビタミンAの過剰摂取による胎児の催奇形性を中心にお話ししましたが、今回は②の骨への影響に注目してみましょう。
ビタミンA(レチノール)と骨との関連については、大量摂取が骨の脆弱化を招くことが症例研究や動物実験から報告されています。
また、もともとの摂取量が多い国における疫学的研究でも、過剰摂取や血中高濃度により骨密度低下や骨折のリスクが増したとの報告もあります。
日本においては、神戸薬科大学衛生化学研究室による、健康な中高年女性500人を対象に行われた調査で、血中レチノール濃度が極めて高い人に骨折が多いことが分かっています。
2003年に発表された、米国人男性2300人を30年間追跡したコホート研究でも、血中レチノール濃度が極端に高い人で大腿骨頚部骨折が多いとの結果が出ています。 

ビタミンAが骨の健康にも関わっていたとは驚きですねen
過剰摂取は主にサプリメントとレバーの摂取によるので、摂りすぎにならないように上記の「英国食品基準庁の注意喚起」も参考にされるとよいと思います。
次回は、近年のビタミンAの実際の摂取状況についてお話しする予定ですnico

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2019年2月7日 更新

こんにちはflower2
管理栄養士の花田です。

今回は、ビタミンAの過剰摂取による健康障害について詳しくお知らせしたいと思います。

「ビタミンAの過剰摂取による影響」については、内閣府の食品安全委員会からファクトシート(科学的知見に基づく概要書)が公表されています。
それによると、ビタミンAを含む薬剤の大量服用や含有量の多い動物性食品の多量摂取を控えること特に、妊娠3ヶ月以内または妊娠を希望する女性については、胎児への影響(催奇形性)を考え、過剰摂取をしないように、注意喚起がされています。

実際にどれぐらいの摂取量で健康障害が起こるのか、その最小用量については、具体的な数値がEU食品科学委員会によって報告されています。
ビタミンA
μgREは見慣れない単位ですが、「レチノール当量(RE)」(レチノール活性当量)です。
ビタミンAは、動物性食品にはレチノールとして含まれますが、植物性食品にはカロテン、クリプトキサンチンなどのプロビタミンAとして含まれ、体内で必要な量だけレチノールに変換されます。これら全てをレチノールに換算した値が「レチノール当量」です。

日常的な食品で最も多くビタミンAを含むのは鶏レバーで、100g当たり14,000μgREです。
催奇形性の最小用量は、上の表から3,000μgRE/日なので、1日量は21.4gとなります。
この他、豚レバーの1日量は23.0g、うなぎの蒲焼は200g、牛レバーは272.7gです。
ただし、厚生労働省は、妊婦は食事摂取基準の推奨量(650~780μgRE/日)を超えないようにと勧告しているので、それを踏まえると、レバーとうなぎは量を減らす方がいいですねni
もちろん、ビタミンA欠乏も胎児の発育に悪影響を与えるので、緑黄色野菜や果物からプロビタミンAをしっかり摂るようにしましょうheart3
その他の健康障害項目については、次回にお話ししますねnico

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2019年1月24日 更新

こんにちはflower2
管理栄養士の花田です。

前回は、ビタミンDにインフルエンザ予防効果があることをお伝えしました。
ビタミンDは、気道粘膜に作用して、インフルエンザウイルスの働きを抑えるタンパク質を分泌させるというホルモンのような働きをしますが、他にもホルモン様作用を持つビタミンがあります。
それは、ビタミンAです。

ビタミンAはレチノールとも呼ばれ、ビタミンDと同じく、脂溶性ビタミンの1つです。
体内ではレチノール・レチナール・レチノイン酸という3種類の活性型で作用し、皮膚や粘膜の正常保持・視覚の正常化・成長および分化などに関与しています。
なかでも、レチノイン酸は、細胞内の受容体と結合して、DNAの転写やタンパク質の合成をコントロールし、生体内での様々な遺伝子の発現を調節しています。
細胞分化を誘導したり抑制したりして、身体各部を正常な状態に保つので、化粧品や医薬品としても利用されています。
たとえば、皮膚の場合は、表皮細胞の分化を促進し、古い角質を取り除き、肌の再生を促進したり、メラニン色素をスムーズに排出することでシミを防いだりしますheart3

このように、細胞の正常化に欠かせないビタミンAですが、脂溶性のため、摂り過ぎると体内に蓄積され、様々な健康被害が起こるおそれがありますshun
過剰症の症状としては、急性症状は、腹痛、悪心、皮膚落屑など、慢性症状は、皮膚乾燥、脱毛、脳圧亢進などを示します。
また、「妊娠中はビタミンAを摂りすぎないように」と言われますが、これは胎児の細胞の分化が進み過ぎて催奇形性のリスクが高まるからです。

ビタミンAを多く含むのは、レバー、うなぎ、ほたるいか、人参、ほうれん草などです。
人参やほうれん草などの植物性食品にはカロテンとして含まれ、体内で必要に応じてビタミンAに変換されるので、こちらは気にしなくても構いません。
最も多いのは鶏レバーで、ほんの25gで妊婦の摂取上限量に達してしまいます。
また、サプリメントに「カロテン」でなく「ビタミンA」として含まれているものは、過剰に摂取しないように1日量を守ってくださいねnico

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2019年1月10日 更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。

お正月の暖かさとは打って変わって、今週からまた寒くなりましたが、皆様は体調を崩されていないでしょうか
厚生労働省の1月9日の報告によると、インフルエンザの流行が本格化し、今シーズンの患者数の累計が100万人を超えたとのことですabon

冬にはインフルエンザをはじめ、ウイルス感染症にかかりやすくなりますが、その理由は、気温の低下と乾燥にあります。
インフルエンザウイルスやノロウイルスは低温・乾燥の環境下では寿命が延びることに加え、乾燥によりウイルス中の水分が蒸発して軽くなり、空気中に浮遊しやすくなります。
それらが乾燥によってダメージを受けた口腔や鼻腔の粘膜などに付着しやすくなり、体温の低下によって代謝活動や免疫力が低下したヒトの体内で増殖します。
つまり、乾燥が大敵で、湿度を適度に保つことと適切な水分補給が予防の第一と言えます。

そして、もう一つ、ビタミンDの不足もウイルス感染症に大きく関わっています。
前回、ビタミンDの不足が妊娠率や出産率、流産率に影響することお伝えしましたが、ビタミンDには免疫機能を調節する働きもあります。
ビタミンDがインフルエンザを予防するという研究はいくつか報告されていますが、東京慈恵会医科大学の国際共同研究チームが、メタ解析によって、ビタミンDのサプリメントの投与がインフルエンザや気管支炎、肺炎などの呼吸器の感染症の2割を予防することを示しました。
ビタミンDは気道粘膜に作用して、ディエンシンというタンパクを分泌させ、これが天然の抗インフルエンザ薬として作用し、インフルエンザウイルスの気道粘膜への感染を防ぐというメカニズムだとのことですni

日照時間の短い冬は、体内でのビタミンDの生成量が減ってしまい、血中ビタミンD濃度は8月に最高、2月に最低となり、その差はおよそ2倍と言われていますshun
この不足を補うために、私も昨年12月からビタミンDのサプリメントを摂っています。
めったに風邪もひかない丈夫な身体なので、ビタミンDがどれほどの効果を発揮してくれているのかは不明ですが、今のところインフルエンザにはかかっていません。
湿度アップと水分補給、ビタミンDサプリメントで、この冬を乗り切りたいと思いますnico

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2018年12月20日 更新

こんにちはflower2
管理栄養士の花田です。

今年は暖冬で、12月とは思えないほど暖かい日が続いています。
小春日和は嬉しいのですが、日差しが強いと紫外線が気になってしまいますねehe

冬の紫外線量は夏に比べて減少するものの、ゼロになるわけではありません。
地上に降り注ぐ紫外線のうち、日焼けなどの即時的な変化をもたらすのはUVB波ですが、冬には、夏のピーク時の1/4ぐらいになります。
このため、冬には夏のようなひどい日焼けになることはほぼありません。
一方、シミやしわの原因となるUVA波は、冬でも夏の1/3ぐらいは降り注いでいます。
よって、冬でも長時間日差しを浴びれば、光老化が進んでしまいますshun

紫外線対策の基本は、やはり日焼け止め剤を使用することですねni
また、乾燥しやすい冬は、肌のバリア機能が低下して紫外線の影響を受けやすくなるので、日焼け止め剤を塗る前にしっかりと保湿ケアを行うことも欠かせません。

肌にとっては大敵の紫外線ですが、体内でのビタミンDの生成には不可欠なものです。
ビタミンDは、紫外線を浴びることによって、人の皮膚でプロビタミンDから変換されてできるので、日照時間の短い冬は体内での生成量が少なくなります

ビタミンDは、小腸からのカルシウムの吸収を促進し、血液中のカルシウム濃度を一定に保つ働きがあるので、不足すると骨疾患が起こりやすくなります。
また、生殖分野では、妊娠前からビタミンDが充足している女性は、不足している女性に比べて妊娠率や出産率が高く、流産率が低いという研究結果が報告されています。
さらに、妊婦がビタミンD欠乏症であると、胎児にも欠乏症が起きる可能性があり、特に、骨疾患であるくる病が問題となっています。

食べ物では、ビタミンDは魚類キノコ類などに多く含まれています。
これらを食べる頻度が少なく、日光にもあまり当たらない生活をしている人はビタミンDが欠乏しているおそれがあります。
サプリメントでも摂ることができるので、気になる方はお試しくださいねnico

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2018年12月6日 更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。

このところ、栄養カウンセリングでは、体重管理についてのご相談が続いています。
加齢とともに痩せにくくなった、生活のリズムが変わって体重が増え始めたなどのご相談が多いです。
また、インスリン抵抗性の検査の結果がよくなかった方の中には、体重を減らすことで改善できると思われる方もいらっしゃいます。

体重は、ただ減らせばよいというものではなく、その人にとって適正な体重を見つけることが大切だと私は考えています。
適正な体重は、だいたい次のような手順でご提案させていただいています。
① BMIや検査値、身体症状の有無などから、減量が必要かどうか見極める。
② これまでの体重変動の経過も加味し、最も体調が良かった時の体重や、妊娠及び妊娠の継続に適した体重を考え、目安とする。
➂ 体重が増えた原因を、食事・運動・生活リズムなどから見つけ出す。
④ ➂を踏まえ、適正な体重に近づくために、現在の生活の中でできることを考える。

「栄養指導」と聞くと厳しい食事制限がイメージされますが、それは過去のことで、時間栄養学alarm clockの考え方が浸透した現在は、食事内容そのものよりも生活リズムの改善や食事時間の調整の方が主眼となっています。
同じ食事内容でも、朝昼夜の配分や夕食の時間、間食のタイミングなどを変えると、それだけで体調が良くなり、適正な体重に近づきます。

また、インスリン抵抗性がある方も、食べる時間帯や順序、食品の組み合わせなどに気を付けて糖質を摂ると、急激な血糖値上昇を防ぐことができるので、過剰なインスリン分泌を抑えることができます。

そして、これらの食べ方を続ければ、妊娠糖尿病のリスクを減らすことも可能です。

「栄養指導」のイメージが少し変わられたでしょうか
当院では、「栄養指導」ではなく「栄養カウンセリング」として、患者様との対話を大切にし、栄養の専門家の立場からご自身に合った食事についての助言をさせていただいています。
どんなご相談でもお受けいたしますので、どうぞお気軽にお越しくださいねnico

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2018年11月22日 更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。

先日、患者様から、「必要なサプリメントがあれば早めに教えてほしい」とのご意見をいただいたので、それについてお答えしたいと思います。

第一に必要なのは「葉酸」です。
胎児の神経管閉鎖障害を防ぐために有用であることが分かっており、厚生労働省からも1日400㎍、サプリメントで摂取することが推奨されています。
葉酸はビタミンB群のひとつで、食品にも含まれますが、食品中の葉酸は吸収率が低いので、サプリメントで補う必要があります。

そして、葉酸以外のサプリメントは、食事量が極端に少ない、または栄養が偏っている人以外は特に必要ありません
通常の食事量なら、ビタミンやミネラルなどの必要量は摂れている方がほとんどですので、補うとしてもベースサプリと呼ばれるマルチビタミンマルチミネラルで充分です。
お魚が苦手で食べられない方には、DHA・EPAのサプリメントをお勧めしています。
貧血症状がある場合は、医薬品の鉄剤かヘム鉄のサプリメントが有効です。

また、医師からDHEAメラトニンを勧められている方は、指示通りにご利用ください。
DHEAやメラトニンは海外から個人輸入することも可能ですが、メーカーによって品質が異なり、粗悪品もありますので、クリニック推奨のものが安心ですni

この他、亜鉛ビタミンDコエンザイムQ10カルニチンレスベラトロールイノシトールラクトフェリンなど、お身体の状態や治療段階に応じて医師から勧められる場合があると思いますが、その場合は指示通りになさってください。

「妊活サプリ」と称して様々なサプリメントが販売されていますが、サプリメントは単なる「食品」であり、「魔法の薬」ではありません。
飲んだからといって劇的に効果が表れたり、飲まなかったからといって妊娠できないということもありません。
誇大広告に惑わされず、ご自身に必要なものをお選びくださいねnico

≪栄養カウンセリング≫ 
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