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2019年2月21日 更新

こんにちはflower2
管理栄養士の花田です。

前回に引き続き、ビタミンAの過剰摂取による健康障害についてのお話です。

内閣府の食品安全委員会のファクトシートには、「英国食品基準庁(FSA)が栄養諮問委員会(SACN)の提言に基づき行った注意喚起」も掲載されています。
英国では、定期的にレバーを摂取している人および骨粗鬆症になるリスクの高い人などに対して、ビタミンA摂取量に関する注意喚起が以下のように行われています。

① レバーもしくはパテのようなレバー製品を週1回以上食べている人は、これ以上摂取量を増やさないこと。そして、ビタミンAのサプリメントを摂らないこと。
② 閉経後の女性および65歳以上の男性といった骨粗鬆症になるリスクの高い人は、1日1500μg以上のビタミンAを摂らないこと。具体的には、レバーもしくはレバー製品を週 1回以上摂らないこと。
③ 妊娠中又は妊娠を希望する女性は、ビタミンAを含むサプリメントを摂らないこと。また、レバーおよびレバー製品を摂らないこと。

前回は、ビタミンAの過剰摂取による胎児の催奇形性を中心にお話ししましたが、今回は②の骨への影響に注目してみましょう。
ビタミンA(レチノール)と骨との関連については、大量摂取が骨の脆弱化を招くことが症例研究や動物実験から報告されています。
また、もともとの摂取量が多い国における疫学的研究でも、過剰摂取や血中高濃度により骨密度低下や骨折のリスクが増したとの報告もあります。
日本においては、神戸薬科大学衛生化学研究室による、健康な中高年女性500人を対象に行われた調査で、血中レチノール濃度が極めて高い人に骨折が多いことが分かっています。
2003年に発表された、米国人男性2300人を30年間追跡したコホート研究でも、血中レチノール濃度が極端に高い人で大腿骨頚部骨折が多いとの結果が出ています。 

ビタミンAが骨の健康にも関わっていたとは驚きですねen
過剰摂取は主にサプリメントとレバーの摂取によるので、摂りすぎにならないように上記の「英国食品基準庁の注意喚起」も参考にされるとよいと思います。
次回は、近年のビタミンAの実際の摂取状況についてお話しする予定ですnico

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