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2018年3月8日 更新

こんにちはflower2

管理栄養士の花田です。

今回は、先日の栄養カウンセリングで話題になったラクトフェリンについてのお話です。

ラクトフェリンは、内臓脂肪低減効果が期待できる物質として最近注目されています。
初めてこれを聞いた時は、強い抗菌力で知られるラクトフェリンがなぜダイエットサプリに?と不思議に思いましたが、その抗菌力ゆえの効果だと分かり、腑に落ちましたnico

ラクトフェリンは、鉄と結合する性質を持つ糖たんぱく質で、母乳をはじめとする哺乳動物の乳、唾液や涙液、血液などに含まれる成分です。
ヒトでは、分娩後数日間に分泌される初乳に最も多く含まれますが、これは、まだ免疫力を持たない新生児を細菌から守るためと考えられています。
細菌には鉄を栄養分として生育するものもいますが、ラクトフェリンが鉄と強く結びつくことで、それらから鉄を奪い去り、増殖を阻止します。
ビフィズス菌乳酸菌などの腸内細菌は鉄要求性が低いので、増殖を抑制されず、むしろ増殖が促進されると言われており、結果的に腸内環境改善につながります。
また、ラクトフェリンは唾液にも含まれますが、口腔内の病原微生物や歯周病菌への抗菌作用だけでなく、歯周病菌が分泌するLPS(リポ多糖)の働きを抑えることも分かっています。
LPSは、コレステロールの生成を増やし、中性脂肪の分解を抑制するので、この働きを抑えることで、内臓脂肪の低減効果が期待できるとのことです。

この他にも、ピロリ菌の抑制鉄吸収促進による貧血の改善ドライアイの改善関節炎・大腸炎の改善、美容分野ではシワやシミの改善なども報告されています。
生殖分野では、膣内細菌叢の改善と早産の予防、子宮内細菌叢(子宮内フローラ)と不妊症の関係などの研究も進んでおり、それらへのラクトフェリンの効果も期待されています。

ラクトフェリンは熱や胃酸などに弱いため、加熱処理がされた市販の牛乳では摂りにくいので、腸溶性のサプリメントで摂るのが一番効率が良く、安全なようです。
不妊治療への効果の解明を待ちつつ、人の身体にもともと備わっている防御機能について改めて見直し、感謝したいですね笑う

 

≪栄養カウンセリング≫ 
日時:水曜・木曜 14:30~、15:30~、16:30~ お気軽にご予約ください。

 

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