クリニックBlog

2017年11月16日 更新

こんにちはflower2
管理栄養士の花田です。

去る11月11日、日本糖尿病学会近畿地方会に参加してきました。

今年度も、糖尿病治療の新薬や食事療法ついての講演がたくさんあり、勉強になりました。
肥満糖尿病患者に対しては、薬物療法だけでなく、生活習慣改善の指導による減量が功を奏するケースが多いとのことで、健康の3本柱である「栄養・運動・休養」の重要性を再認識しました笑う
特に、食物繊維についてのお話は興味深かったです。
食物繊維は人の消化酵素では分解できませんが、大腸内で腸内細菌が分解(発酵)し、その際に、短鎖脂肪酸(酢酸、酪酸など)をつくります。
このうち酢酸が、脳の視床下部に作用して食欲を抑制したり、インスリン分泌を促進するインクレチンを増やしたりすることが明らかになっているそうですnico

また、糖尿病は、インスリンだけでなく、血糖値を上げるホルモンであるグルカゴンの異常でもあるとの視点での研究も進んでいます。
これらはいずれも膵臓から分泌されるホルモンですが、相互に作用して分泌が調整されているとのことで、グルカゴンに作用する新薬も開発されています。
不妊治療においてもインスリン抵抗性の改善が重要視されていますが、グルカゴンに着目すればさらに効果的な治療法が見つかるかもしれませんねheart3

妊娠糖尿病についても多くのお話がありました。
興味深かったのは、妊娠中の睡眠障害と妊娠糖尿病の関連です。
妊娠期にはホルモンの影響で睡眠障害になることが多いですが、ある医療機関では、妊娠糖尿病患者にその傾向が大きく、約60%に睡眠障害があるとのことです。
睡眠障害のない妊娠糖尿病患者に比べてインスリン抵抗性が高く、血糖調整が困難になるケースもあることも報告されました。
妊娠中のため、睡眠障害に対する薬物治療は行えないので、生活リズムの改善が第一選択となりますが、ここでもやはり「栄養・運動・休養」の重要性を感じました。

時間栄養学については、ここ数回「栄養カウンセリング室より」のブログでお伝えしていますが、人の身体の本来の機能を保つためには、まず生活リズムを整えることが大切ですね。
どんなに身体に良い物を食べても高価なサプリメントを摂っても、それを受け取る身体が正常に機能していなければ効果は少ないでしょう。
私自身も「栄養・運動・休養」について、あらためて振り返ってみようと思いますnico

 

 

 

  • まずはお気軽に当クリニックへご相談ください
  • 初診専用ダイヤル 06-6281-9000 再診の方はこちら 06-6281-3788 事務局(患者様以外の方) 06-6281-8801
  • ネット予約
  • まずはお気軽に当クリニックへご相談ください
  • contact_tel01_sp.jpg
  • contact_tel02_sp.jpg
  • ネット予約
  • contact_tel03_sp.jpg